ふるさとやまがた「白竜湖」再生プロジェクト
ふるさとやまがたの「白竜湖」を消滅の危機から救いたい!
のどかな田園風景にたたずむ白竜湖を未来へつなぐ
「白竜湖」は、山形県の南部、上杉家の湯治場として栄えた赤湯温泉から程近くにあります。
周辺の山々に並ぶぶどう棚、のどかな田園風景と調和した「白竜湖」の景観は、ふるさとの原風景として山形県民に広く愛されています。
かつて、周辺一帯は、大谷地とよばれる泥炭湿地でした。踏み込めば腰まで泥に沈むため、農業には困難な土壌でした。
祖先は、戦後の食料増産のため大谷地の干拓とかんがい用水の整備に努力と苦労を重ね、現在の実り豊かな田園地帯をつくりあげました。
しかし、その後の周辺環境の変化や水質の富栄養化などから、夏場には大量のヒシが生い茂り、泥の沈殿により毎年水深が浅くなり、湖面も小さくなっています。
このままでは、今世紀中には湖が消滅してしまうのではないかと危惧されています。
ふるさとやまがたの「白竜湖」を消滅の危機から救うため、皆様からのご支援が必要です。
どうぞ、のどかな田園風景にたたずむ白竜湖を未来へつなぐために、ご協力をお願いします。
ヒシを活用して白竜湖の自然環境をよみがえらせる
ヒシを活用して水質を自然な状態に近づける!
白竜湖の自然環境をよみがえらせるには、富栄養化した水質を改善しなければなりません。
今回のプロジェクトでは、水草であるヒシの効果に注目しました。
毎年、富栄養化の影響により夏場には大量のヒシが湖面を覆いますが、このヒシは水中のリンや窒素を養分として取り込む働きがあり、成長したヒシを刈り取ることで、大きく水質を改善する効果が期待されます。
さらに、刈り取ったヒシを環境資源としてリサイクルしていきたいと考えています。
市内の酪農家や農業高校等と連携し、ヒシを農業用の堆肥づくりに活用します。白竜湖の水質の栄養分が堆肥に生まれ変わり、米づくりや野菜づくりに生かされます。
今回のご支援は、白竜湖の湖面に繁茂するヒシの刈り取り費用やリサイクル費用の一部に充てさせていただきます。
白竜湖は、湿地帯としての環境や土壌となる泥炭層が山形県指定天然記念物に指定されています。
ヒシ除去については、自然環境への配慮から数量を検討した上で、湖面に水草を刈る専用ボートを浮かべて作業を行う予定です。
寄附金の使い道
白竜湖のヒシを除去する費用の一部
・ヒシ刈り取り・リサイクル作業費用:300万円
※目標金額に達しなかった場合、不足額を市が負担します。
※また、目標金額以上の寄附を頂いた場合、本プロジェクトの委託料として活用させていただきます。